七五三の後撮りはいつまで?前撮りとの違いは?
七五三当日には忙しくて撮影ができないから、終わってから後撮りをしようと考え、写真スタジオに予約を入れる家族は少なくありません。しかし、どれくらい後まで撮影できるのか判断に迷ってしまうこともあるでしょう。そこで今回は、七五三の後撮りはいつまでできるのか、前撮りと違う点などをお話しします。
地域によって差はあるが、後撮りのベストな時期はある程度決まっている
一般的に七五三は11月15日とされており、その前後の週末には神社へのお参りや、写真スタジオでの撮影を行う家族が多いといわれています。小さな子どもの撮影には時間がかかることも多く、とくに初めて撮影を行う3歳児の場合は泣き出したり、ぐずったりするため撮影がスムーズにいかないことはよく知られてきました。
そのため成人式と同様、当日は混雑しているため、日付をずらして撮影する方法として、七五三にも前撮りと後撮りといわれる撮影方法が存在しています。地域の降雪状況によって多少差はありますが、多くの場合12月から翌年の3月までに撮影をしておくことが少なくありません。とくに12月から翌年1月までの間には写真スタジオ側でキャンペーンを実施していることが多いため、比較的お得な料金で撮影をできます。
ただし、スタジオによっては成人式の前撮りや当日の撮影と重なってしまうこともあるため、1月の中旬に撮影することは避けたほうがいいでしょう。また、地域によっては豪雪地域もあるため、雪がやむまで撮影できないということもあり、雪が降り始める前に撮影をしたほうがいい場合もあります。その場合、翌年4月の撮影となってしまうこともありますが、事情を理解してくれるスタジオに相談すれば、撮影自体は可能です。
ただ、早い時期に前撮りをする親子とバッティングしないように、細心の注意を払って撮影に臨むことが必要といわれています。なお、予約を入れるときにほかの行事と重ならないように注意して予約を入れることは、満足できる撮影のために大切なことです。とくに12月はクリスマス、1月には成人式などの撮影が立て込むことが多いため、撮影予約を入れるときには第一希望の日にちから第五希望日くらいまで予備日を用意してください。
当日になって急にトラブルが発生したとしても、予備の日程を用意しておくことで予約を入れられるため、安心して撮影にのぞめます。とくに子どもは体調不良になりやすいため、万全に気を付けていても当日になって発熱をするという可能性もあるため、予備日を用意しておくことは重要です。なお、子どもの写真を後日年賀状に使いたいと考えているのであれば、12月の早いうちに予約を入れて撮影すると、満足できる写真を使えるでしょう。
知られていないが後から撮影するメリットは多い
七五三の後撮りをするメリットとしてあげられているのは、当日のように慌ただしく撮影をしなくて済むため、リラックスした写真を撮れることです。子どものリラックスしたよい笑顔は、写真を撮った人だけではなく周囲の人もよい気分にさせてくれます。お参り当日と日にちを分けることで、リラックスした表情が撮影しやすくなるでしょう。
また、家族全員あわただしく着替えを行ったりする必要がないため、準備に時間をかけて満足できるスタイルで写真撮影ができるようになります。とくに子どもの準備に時間をかけすぎて親の準備が万全ではなかったと後悔する家庭は大変多くなっているため、当日よりも後から撮ったほうが親子できれいな写真撮影が可能です。
後から撮影をする場合、シーズンが終わっているためレンタルであっても豊富な種類があることから、魅力的な衣装を身に着けて撮影できます。当日には着ることができなかった憧れの衣装で撮影できるため、子どもが魅力を感じる衣装を着て撮影できる可能性が高いです。
なお、当日よりも予約を入れやすいため、平日ではなくても撮影をすることが簡単にできる可能性があります。後撮りの場合は予約を入れる時期によってほかのイベントに重ならないようにすれば、土日であってもスムーズな撮影ができるでしょう。なお、後から撮影する人向けのキャンペーンを実施している写真スタジオであれば、さまざまな特典が付いてくることも珍しくありません。
たとえば衣装をもう1着無料でレンタルして撮影できるプランや、写真の枚数を増やして撮影できるといったキャンペーンをやっているところが多いです。キャンペーン中に撮影できるのなら、あらかじめどんなプランがいいのか家族で相談し、納得できる形で撮影できるように申し込むといいでしょう。
さらにロケで撮影できるプランを用意しているスタジオもあるため、普段と違ったロケーション撮影を申し込むことも簡単にできる野もメリットです。衣装のままで街を散策できるプランを提供している地域のスタジオなどの予約も比較的簡単となるため、旅行しながら記念に残る写真を撮りたいと考えている親子向けです。
前撮りとの違いを理解して撮影をしよう
前撮りとは、お宮参りなどを行う七五三当日よりも前に、子どもが衣装を着て写真撮影をすることを指し、後撮りとは反対の行動といえます。メリットとしては当日のように混雑していることなく、リラックスした気分で写真を撮影できるようになっているため、後撮りと同様に注目の撮影方法です。
撮影をするときには子どもがリラックスした気分で撮影できるように配慮をしなければなりませんが、2歳児から3歳児の場合はいやいや期と重なってしまうと撮影に時間がかかります。当日にぐずられるとスタジオの人だけではなく、同日に予約を入れているほかのお客さんに迷惑となってしまうこともあるため、早めに撮るという人も少なくありません。
ただし、3歳児の七五三の場合、まだ小さすぎて前撮りをするときにぐずって撮影が不可能となることは、とても多いといわれています。そのため、子どもが多少何をしているのか理解でき、安心して撮影に臨めるようにするために、後撮りするという家庭も少なくありません。
とくにいやいや期まっさかりの2歳児から3歳児の七五三の場合には、注意していても突発的なトラブルはあるため、後のほうが気楽に撮れるでしょう。子どもは親のストレスに敏感であるため、写真を撮影するときに親がストレスをためてピリピリしていると、子どももストレスでぐずる可能性が高いです。
しかし、親がリラックスして撮れる後撮りであれば、ストレスを感じにくくなるためリラックスして撮ることができるでしょう。子どもの性格によっては、3歳児だけではなく、5歳児や7歳児であっても後から撮影をしたほうが、ストレスを感じにくくなるといわれています。子どもの落ち着きがない場合や、人が多いとはしゃいでいうことを聞かなくなる性格など、個性によって前撮りか、後撮りかを判断したほうがよい写真撮影が可能です。
後撮りとは、11月15日の七五三当日には予約がいっぱいであるため、当日の撮影を避けて後から写真スタジオで撮影をする方法です。当日にあわただしくすべてを済ませる必要はないため、後からのんびり撮影できることや、ストレスを感じにくいためよい写真を撮りやすいといわれています。
また、写真撮影のときに比較的予約をスムーズに入れられることや、シーズンを過ぎて撮影するため、衣装を好きなだけ選び放題なのもメリットです。期日前に撮影する前撮りとは日程が違うため、地域や希望によって撮影する日程を選んだほうがいいといわれています。