成人式の前撮りは一生残る!美しく写るための撮影・ポーズのポイント
成人式が近付くにつれ気になってくる前撮り。みなさんはもうどこでどんな風に写真を撮るか決めましたか?20歳の記念は一生に1度です。そう考えると、悩みもつきものですよね。今回は「成人式の前撮りで後悔したくない!」という方のために、振袖に合う髪型やおすすめのポーズ、写り方について詳しく解説します。
成人式の前撮りは一生モノ
日本に数多く存在する伝統のお祝い。すべてのものが一生に1度きりしかやってきません。その中でも成人式は、晴れ着を着て大人になったことをお祝いする日ですので、本人だけでなく成長に関わってきたすべての人の節目でもあります。
しかし中には「別に成人式の写真なんて撮らなくてもいい!」と考えている成人女性もいるかもしれません。確かにどんな格好をしていたとしても大人にはなりますし、成人の日はやってきます。
しかし、前述したように成人式は本人のためだけのものではありません。1人でも振袖を着て成人式を迎えることを望んでいる人がいるなら、その要望に応えることも大人の対応といえます。また、写真を撮らなかったという女性の中には「時間は戻らないんだし、やっぱりあのとき撮っておけばよかった…」という方も多くいます。
「なら撮ってもいいけど、当日で充分じゃない?」この考えも、後々の後悔を呼ぶ可能性が高いです。成人式当日は、とにかく忙しいです。まず、準備のために朝早く起きることになります。式が終われば友だちと久しぶりに再会し、一緒にいたいという気持ちが芽生えるでしょう。晴れ着姿を1度も見せていない場合は、親戚周りをしなければならなくなるかもしれません。夜は同窓会などに呼ばれます。こんな状況の中、どのタイミングで行っても混み合う写真館での撮影は当然疲れてしまいます。
また、残念ながら当日の着付けには当たり外れがあるものです。長時間着ていることになれば着崩れが心配にもなります。さらに輪をかけて、成人の日は受験の日と同じくらい天気が荒れやすいことも知られています。「じゃあやっぱり前撮りしておこう!」当日の時間にも気持ちにも余裕が生まれる前撮りは、大変おすすめです。しかし、ここにも大きな落とし穴があります。前撮りをしても後悔しているという女性が、なぜか一定数存在するのです!
長さ別・振袖に合う髪型は?
なぜ前撮りをしたにも関わらず後悔などという言葉が出てくるのでしょうか?そこには、成人式の写真に対して明確なイメージを抱いていなかったことが関係しています。よく聞かれるのが髪型についてです。「もっと自分に似合う髪型にしておけばよかった…」「振袖にも合っていないどころか顔が大きく見える…!」など、写真全体の雰囲気を左右する髪型は後悔の原因になることが多いです。そうならないために、事前にへアルタイルについてしっかり考えておきましょう。
「でも、これといって希望するイメージがない…」という人は、振袖に合うヘアスタイルを選ぶといいでしょう。ここからは長さ別に、前撮り時の髪型をご提案します。
まず、ロングやセミロングの方におすすめなのはアップやまとめ髪です。昔は成人式のアップといえば派手な盛髪でしたが、最近ではその傾向は少なくなっており、アップといっても大人しいお団子やサイドテールが人気になっています。編み込みなどをふんだんに取り入れたまとめ髪も人気です。どちらも後れ毛などを適度に取り入れ、少しルーズなニュアンスにすると今っぽいスタイルになります。
因みに新日本髪を結いたいという方は注意が必要です。現在、新日本髪は需要が少ないため、若いスタイリストであればできない、あるいはできても経験不足ということが充分考えられます。担当できるスタッフがいるかどうかは事前に確認をしておくべきでしょう。
ミディアムの方に人気なのはハーフアップです。顔周りや毛先にカールをつけ、こちらも編み込みやくるりんぱなどを取り入れると現代的な雰囲気になります。髪質によってはすっきりとしたまとめ髪にすることも可能ですので、スタイリストと相談をしながら決定するのもいいかもしれません。
ボブの方はそのままのストレートに大きめの髪飾りをつけることによってレトロな雰囲気にできます。成人式としては少し攻めた格好になりますので、モダンな柄の着物であれば検討したいところです。古典的な柄の着物の場合はワンカールにすることで艶っぽいイメージになりますので、こちらも人気です。
ショートの方はとくに髪飾りにこだわりましょう。髪飾りで雰囲気がすべて決まるといっても過言ではありません。毛先の遊ばせ方などでかっこいい雰囲気、セクシーな雰囲気を演出するのは意外と容易です。可愛い雰囲気にしたいなら着物選びからこだわって、メイクや髪飾りで全体の演出を作り上げましょう。
おすすめのポーズと写り方
前撮りをしたのに後悔したという女性の中には、「後から思い返したらこんなポーズもしてみたかった!」という意見もあります。そこで、最後に必ず押さえておきたいおすすめのポーズについてもご紹介しましょう。写真スタジオには、あらかじめ撮影前にポーズ(あるいはポーズ数)を決めるところと、ポーズを決めずに何枚もの撮影を行いその中から残す写真を選んでいくところの2つのパターンがあります。
前者は予算が決まっている場合などに大変助かります。後者はたくさん写真を撮ってもらうことができ、したいポーズの要望も聞き入れてくれます。それぞれにメリットがありますので、スタジオ探しの参考にもしてください。
まず、振袖の肝である袖の柄を見せるポーズは外せません。大胆に袖を持ってアピールするものや、おしとやかに袖を見せるものなどパターンもさまざまに存在します。ポーズ数の限定のないスタジオであれば全身の写真を何枚も撮りますので、選ぶときはきちんと袖が見えているものを1枚は残したいものですね。
次に、伏し目や視線外れのポーズです。遠くを見るもの、足元を見るもの、指に視線を落とすものなどこちらもいろいろとありますが、大人っぽさを演出できるため振袖とよく合います。普段はあまり撮らない角度で撮ってもらえることが多いため新鮮だと感じやすく、スタジオの振袖写真の中でも、とくに成人女性本人から絶大な支持を受けます。
振袖の要ともいえる帯の写真も素敵です。振袖を着ている本人はわからないため、こだわった帯結びを希望したなら写真に残しておくと見返したときに嬉しいですね。帯と一緒に視線を外した写真が1枚あると、アルバムを作成したときにも雰囲気がぐっと締まってみえます。
また、振り向きポーズもぜひチャレンジしてみましょう。振り向いたときには自然な笑顔が撮れることが多いです。手を顔の近くに持って来て可愛らしさを演出するのもいいですし、あまり思い切り振り向かずに撮ることで帯の写真と兼ねることもできます。
成人式ならではといえば、ショールを使ったポーズも押さえておきたいですね。顎のラインが気になる方などは綺麗に隠すこともできるためおすすめです。
いずれにしても、写真に写るときには胸の張り過ぎに注意です。振袖を着ると姿勢をちゃんとしなさいといわれることが多いため背を必要以上に伸ばしてしまいがちですが、写真に写ると「大御所感」が出てしまうことがままあります。胸を張るのではなくお尻を少し引くイメージでポーズを撮ると綺麗に見えます。
もう1つ大切なのが指の形です。揃えるのはもちろんなのですが、伸ばし過ぎると緊張しているような感じになってしまいます。しっかり揃えつつ柔らかく力を抜くイメージで適度に曲げると女性らしくなりますよ。写真に写るときには手の甲よりも手のひらや指を見せるような形を意識すると綺麗です。
スタジオで前撮りをする際にはこの辺りの写り方に対してもしっかりと指導をしてくれますので安心です。成人式当日まで覚えておけば友達と写真を撮ったときに差がつくことも、前撮りをするメリットといえます。
成人式の写真は一生残りますし、度々見返す機会もやってきます。気に入った写真にならなかった、なんていう思い出はできるだけ避けたいものです。そのためにも、ぜひ、写真スタジオでの前撮りを行いましょう。事前にしっかりイメージをしておき、なりたい雰囲気や撮りたいポーズを決めておけば後悔も少なくて済むはずです。ぜひ想像に手を抜かず、「今までの写真で1番綺麗」と思えるような美しい写真を撮ってもらってくださいね。