写真スタジオのプロのメイクってどんなサービス?メイクのポイントは?
写真スタジオでの撮影と聞くと、証明写真や七五三、成人式など式典の記念写真を撮るというイメージがあります。けれど昨今ではスタジオを貸し切りにしたり、衣装をレンタルしたりするのはもちろん、ヘアメイクのサービスまでついているのが特徴です。今回は、写真スタジオのプロのメイクに焦点を当て、メイクのポイントなどを探っていきます。
写真スタジオのメイクとは
それでは、写真スタジオのプロによるメイクとはどのようなものなのでしょうか?
メイクの種類
写真スタジオによってメイクのサービスは異なりますが、3種類のメイクがあります。メイクの上からお直しをするお直しメイク、部分的に行うポイントメイク、すべてをメイクするフルメイクの3種類です。
ほとんどのスタジオでフルメイクが可能ですが、お直しメイクとポイントメイクはメジャーではありません。また、最近では七五三などの行事で子どもにメイクを施すのも珍しくなく、メンズのメイクを行っているところも少なくありません。
費用
メイク費用はオプションになっていることが多く、撮影プランの中に入っていることもあります。スタジオによって料金設定は変わりますが、子どもも大人も3,000円(税込)ほどのところがほとんど。フルメイクの目安としては、1,500円(税込)~5,000円(税込)と幅が広いです。
プロによるメイクなので、普段自分で行っているメイクとはまったく違うイメージに仕上がるかもしれません。新たな自分発見につながればラッキーです。
スタジオでメイクをしてもらうメリット・デメリット
スタジオでメイクをしてもらうのは、メリットでもありデメリットでもあるといえます。それではまずメリットを見ていきましょう。
メリット1
撮影に適したメイクをしてもらえる
写真撮影をスタジオで行う場合は、子どもを中心とした行事や成人式、結婚式などさまざまです。スタジオではその式典にあったメイクを施します。
メリット2
衣装に適したメイクをしてもらえる
女性の袴姿がメジャーになっている卒業式には、あまり派手なメイクは適していないでしょう。けれど成人式では、ヘアメイクをより華やかにする傾向があります。昨今は和装が見直され、あでやかな振袖を着る女性が少なくありません。振袖には、華やかなメイクがよく似合います。
メリット3
自分が普段しないメイクに出会える
プロによるメイクなので、如何に素敵に写せるかを考えています。自己流でしているメイクとはまったく違うものとなる可能性は大きいです。自分に適しているメイク法を知ることもでき、新たな自分発見となります。女性なら期待度が大きく、楽しい1日になるはずです。
デメリット1
費用が掛かる
やはり費用が掛かるのはデメリットといえるでしょう。メイクはオプションになっていることが多く、あえて頼む必要がないという考えの人も多いです。プランに入っている場合は仕方ありませんが、なるべくリーズナブルにしたいですね。
デメリット2
気に入らないメイクになる
写真スタジオで撮影するのはとてもワクワク感があり、より美しく自分を演出したいと思うのは皆同じです。メイクにも力を入れたいところですが、プロのメイクであっても気に入るか気に入らないかは人それぞれです。たとえばアイメイクにこだわる人は多く、時間をかけて仕上げていく人も少なくありません。コスメのメーカーにもこだわり、自分好みのメイクでなければ納得できないのでしょう。実際結婚式で、自分でメイクをしたという人がいるのは確かです。気に入らないメイクにならないように、事前にしっかり話し合っておきましょう。
シーンによって変わるメイクの種類
写真スタジオで撮影する際、シーンによってメイクのポイントが違います。
就活証明写真の場合
就活の証明写真で必要な要素は、健康的で清潔感があることです。これをふまえてメイクを施しますが、まずベースメイクは健康的な肌色を選びます。アイメイクは派手にならず、ブラウン系などが好ましいです。リップは薄いピンク色が適していて、チークは血色を整える感じでほんのりと肌になじませましょう。ヘアメイクは前髪が目にかからないようにし、全体的に乱れないようにするのがポイントです。
宣材やオーディションの場合
宣材やオーディションの写真は、派手にならずナチュラルが基本です。アイラインを入れてもよいですが、アイシャドウは抑え気味にします。リップは薄いピンク色などを使い、ヘアメイクもナチュラルに仕上げましょう。濃いメイクはよくありませんが、華やかにしたい場合は、少し冒険するのもよいかもしれません。
家族写真の場合
家族写真を撮る場合は、華やかさの中にも清潔感があるのが望ましいです。家族の写真写りをよくすることが大事なので、明るいメイクを施すことがポイント。ベースメイクを明るくし、アイメイクは立体感を出すようにしましょう。チークはほんのり程度で、リップも明るい色を選びリップラインをしっかり描きます。ヘアセットは少し華やかにしても問題ないでしょう。ただし家族写真なので、子どもをメインにしたいときはメイクを控えめにし、いろいろなポーズを考えて撮影しましょう。
NGポイントを知って写真映えするメイクをしよう
メイクのNGポイントとは?また写真映えするメイクとは?それぞれ見ていきましょう。
過剰なアイメイク
アイメイクにこだわる女性は多いですが、盛りすぎたアイメイクは逆効果になります。濃いすぎるアイシャドウはけばけばしいイメージなってしまうので、アイメイクはほどほどにしましょう。つけまつげはNGではありませんが、自分の目にあったものを選択するのが望ましいです。
チークやリップが派手すぎる
チークやリップの色を赤系にすると、どうしても目立ちすぎるイメージになります。赤色が強いと肌がより白く見えるので、チークとリップが強調されてしまうのです。
ファンデーションの色があっていない
ファンデーションの色が自分にあっていないと、顔色が悪く見えたり、写真写りのイメージが変わったります。また、自己流でハイライトを入れたりすると、不自然な写真になることも。化粧下地はコントロールカラーを使用して、肌色を調整するようにしましょう。ファンデーションを全体的に丁寧になじませることで、化粧崩れしにくくなります。
メイクはプロに任せよう
写真映えをよくするには、メイクのNGポイントを知ることが大事です。それでは、写真映えするメイクはどのようにすればよいのでしょうか?
大事なポイントは、普段のメイクと写真スタジオで施してもらえるメイクは違うということです。プロによるメイクは写真写りを第一に考えており、実際の自分の顔と写真の顔は若干違って見えます。スタジオの照明などを考慮しているので、写真写りはよくなるということです。費用はかかりますが、素敵な写真を撮るためにもプロのメイクは欠かせません。
まとめ
写真スタジオのプロのメイクについて考えてきましたが、いかがでしたか?プロのメイクが必ずしも必要かといえば、そうではないかもしれません。けれどプロのメイクが写真映えするのは確かで、写真写りをよくするためのメイクを施してもらえます。メイクをした段階で普段のメイクとはまったく違っていた場合、気に入らないという人もいるでしょう。わざわざ写真スタジオで撮影するのですから、メイクや衣装にこだわりたいですね。気に入らないメイクで写真を撮ってもよい表情は出せないでしょう。そのようなことにならないように、事前に写真スタジオのスタッフとしっかり打合せをすることが大事です。