神社やお寺でのロケーション撮影!守るべきルールや注意点とは
近年、ロケーション撮影のために神社やお寺を訪れる方々の中には、適切なマナーや撮影時の適切な振る舞い方について知識が不足している方が増えています。こうした方々のために、神社やお寺での撮影に際しての要点や留意すべき点をまとめました。神社やお寺での撮影におけるルールやマナーについて理解を深め、円滑な撮影が行ってください。
神社やお寺で七五三やお宮参りの記念撮影はできる?
大切な家族のイベントであるお宮参りや七五三の瞬間は、成長を感じる貴重な瞬間です。このような特別な瞬間を写真に残して、思い出として大切にしたいと思うことでしょう。
しかし、神社やお寺は神聖な場所であり、写真撮影が制限されている場合もあります。したがって、子どもと一緒に訪れる際には、撮影に関するルールを事前に確認することが大切です。基本的なマナーや参拝の手順を把握して、心地よく特別な日を過ごしましょう。
一般の参拝客は撮影してもOK
一般の参拝客に関しては、ビジネス関連でない限り、多くの神社が特定のエリア以外での写真撮影を許可しています。ただし、プロのカメラマンによる撮影は一般的に制限されており、事前に許可を得る必要があります。それでは、いくつかの神社の具体的なルールを見てみましょう。
たとえば、太宰府天満宮では一般の訪問者による撮影は可能ですが、プロのカメラマンによるロケーション撮影は禁止されています。高良大社では、一般の訪問者もプロのカメラマンもどちらも全面的に撮影が許可されています。
また、櫛田神社ではプロのカメラマンが撮影を行う際は、撮影許可料として初穂料を納めなくてはなりません。事前に申請等の手続きを行う必要はありませんが、お参り当日に撮影許可の手続きが必要です。
このほかの神社やお寺でも、営利を目的とする撮影を行うことは一切禁止している場合がありますが、個人でのスマートフォンやデジタルカメラによる撮影は一般的に許可されています。
ただし、本殿や賽銭箱周辺での撮影は避けるべきです。どの場所でも撮影する際には、マナーや聖なる場所の尊重を忘れずに心掛けましょう。
神社で記念撮影するときに守るべきルール
こちらでは、神社で記念撮影をする際に守るべきルールについて説明します。神社での撮影における適切な振る舞いやマナーを守り、楽しい撮影体験をするためのポイントをご紹介しましょう。
神社での撮影可否
お宮参りや七五三など特別なイベントの雰囲気を写真に収めたい場合、まずは訪れる神社の撮影に関するルールを確認しましょう。撮影が可能な神社であるかどうかを把握することが重要です。
もし撮影が可能な神社であれば、事前に許可を取る手続きを行い、撮影当日をスムーズに進めるための準備を整えましょう。
出張の追加料金
出張撮影を検討している場合、カメラマンの料金や許可申請に関する詳細を事前に話し合うことが大切です。料金に含まれる内容や追加料金について明確に確認しましょう。
衣装や小道具のレンタル、移動費用などが別途かかる場合もあるため、細部にわたる打ち合わせを行うことが必要です。
人数や季節、スタッフの人数によっても費用が変動することに留意しましょう。許可申請についても、スタジオ側から指示がある場合があるため、自身でも確認を行うことをおすすめします。
神社の専属写真館
神社内に専属の写真館や契約カメラマンが存在する場合、そちらを利用することで手続きを簡略化し、スムーズに撮影を行うことができます。
一部の神社では専属の写真館でしか撮影が許可されていないケースもあるのです。専属写真館を利用することで、撮影に関する手続きや準備を任せることができます。
お寺で記念撮影するときに守るべきルール
お寺での記念撮影は、特別な瞬間を永遠に残す素晴らしい方法ですが、その際には一定のルールとマナーが求められます。これらを守ることで、聖なる場所を尊重し、円滑な撮影体験を楽しむことができるでしょう。
お寺での撮影可否
まず、お寺での撮影可否を確認しましょう。訪れるお寺が撮影を許可しているかどうか事前に調査してください。
また、許可が必要な場合、事前に申請手続きを行いましょう。これにより、撮影の際に問題が生じることなく、スムーズな撮影が可能となります。
境内でのマナー
お寺内での振る舞いも大切です。手水舎があれば、手と口を清めることを心掛けましょう。お香を焚く際には、煙を身に纏うようにして心身を清める意味を込めます。
本堂やお不動さまの前での一礼と合掌は、敬意を表す大切な行動です。小規模なお寺では、宗派によってお参りの方法が異なるため、不明な場合は関係者に尋ねてみましょう。
撮影時のポイント
撮影の際には、受付やスタッフに声をかけて許可を得ることが重要です。撮影機材を無断で置かないよう留意し、お寺の建物を傷つけないように心掛けましょう。ただし、本殿内での撮影は一般的には禁止されています。
しかし、お寺によっては特別な許可が得られる場合もあるため、その際にはスタッフに確認してみてください。
神社やお寺で記念撮影するときのコツと注意点
神社やお寺を訪れての記念撮影は、大切な瞬間を美しい写真に残す素晴らしい方法ですが、その際にはいくつかのコツと注意点を守ることが重要です。以下に、スムーズで意義ある撮影体験をするためのポイントをご紹介します。
カメラマンの選択
神社やお寺での専属のカメラマンを手配する際、許可の申請や経費、手間がデメリットになることもあります。
気軽に撮影したい場合は、身内や友人にお願いする方法もひとつです。この点も考慮に入れて、最適な選択を検討しましょう。
参拝マナーを守る
自身で撮影する場合でも、参拝の際にはルールや作法を守りましょう。手水で清めてから参拝し、神様に挨拶をします。祈祷中や本殿前での撮影は避けるべきです。
また、撮影が禁止されている時間帯もあるので、注意してルールを守りましょう。周囲の方々への配慮も忘れずに行ってください。
神社のセルフの注意点
花や紅葉を折らないようにし、立ち入り禁止の場所には足を踏み入れないようにしましょう。撮影場所はほかの参拝客の通行を妨げない場所を選ぶことがポイントです。また、三脚やセルカ棒の持ち込みが制限されることもあるので、注意しましょう。
撮影のポイント
よい写真を撮るために、背景を選ぶことが重要です。背景が分かりやすい場所や特徴的な建物を選ぶと、写真を見返した際にその瞬間が鮮明に蘇ります。
また、子どもの表情を引き出すためには時間を過度にかけず、臨機応変に撮影することが大切です。シャッター音やフラッシュも控えめにし、周囲への配慮を忘れずに行いましょう。また、混雑した場所ではほかの人々への配慮を怠らず、楽しい撮影を心掛けてください。
まとめ
本記事では、神社やお寺での撮影時に順守すべきルールや留意すべき点について詳しく説明しました。大切な記念の瞬間を楽しい思い出に変えるために、事前に知っておくべき要点を押さえておきましょう。それぞれの場所に応じたマナーやルールを守りつつ、撮影を行うことで、特別な日を尊重しつつ美しい写真を残すことができます。また、撮影に際しては、周囲の環境を大切にし、敷地を損なう恐れのあるものを避けるよう注意しましょう。神聖な歴史をもつ神社やお寺での撮影を通じて、敬意と感謝の気持ちを忘れずに素晴らしい体験を楽しみんでください。