赤ちゃんの生まれたての姿を写真に残す!ニューボーンフォトの魅力とは
自分の子どもが成長する過程を写真に残しておきたいと思うのは、親としては当然の感情だと思います。近年、生まれたばかりの赤ちゃんの写真を撮るニューボーンフォトというものが主流になってきました。今回はニューボーンフォトの魅力について紹介し、撮るタイミングや料金の相場について解説します。
ニューボーンフォトの魅力とは
生後3週間ほどまでに写真を撮り、生まれたての様子を残しておくニューボーンフォト。生まれてから写真を撮る期間が限られていて、新生児ならではの顔や体の様子を写真に撮れるところが魅力の1つです。
赤ちゃんは刻一刻と成長していき、とくに生まれてから1か月の間にもどんどん様子が変わっていきます。新生児にしかないかわいい姿を写真に残しておけば、後で見返したときに思い出深い気持ちを味わえるでしょう。
今を支えるかわいい写真
産後の女性の体は、ゆっくり時間をかけていつもの状態に戻っていきます。しかし、もう赤ちゃんは生まれてしまっていて、母親には休んでいる暇がほとんどありません。
とくに、出産・育児が初めてという場合、心身ともに疲れ切ってしまうことが予想されます。そんなとき、かわいく撮ってもらった我が子の写真を眺めるだけで、身も心も癒される効果が期待できます。
また、赤ちゃんは日々成長していくものの、近くにいるとなかなかそれに気づくことができません。その際、ニューボーンフォトの我が子と今目の前にいる我が子を見比べれば「こんなに成長したのか」という感慨深い気持ちに浸ることが可能です。
順調に育っていることが分かれば、自分が育児を頑張っているという励みにもなるでしょう。そうして夫婦や家族でニューボーンフォトを見て、お互い励まし合いながら育児に取り組む気力が湧いてくるという訳です。
成長した我が子に見せる
ニューボーンフォトを撮っておけば、あとで大きく成長した我が子に見せてあげることもできます。生まれたばかりの頃からの写真が大切に残っていることが分かると、子どもも親からの愛情を目に見えて感じることができるといえます。このように、親子双方にとって非常に魅力的なものなのです。
ニューボーンフォトを撮るベストタイミング
ニューボーンフォトは、生まれてからおよそ3週間の間に撮るものだといわれています。生まれたての赤ちゃんはまだ顔や皮膚に新生児特有のしわがあり、関節も発達しておらずいかにも柔らかそうな見た目をしています。
しかし、1か月も経つといつの間にか新生児から乳児へと、どんどん成長してしまうのです。生まれたての状態を逃さないためにも、生後およそ1~2週の間に撮るのがベストです。
妊娠中に予約しておくのがおすすめ
スムーズにニューボーンフォトを撮りたいと考えているなら、妊娠後期に予約しておくことをおすすめします。出産後は体力がかなり奪われてしまううえ、生まれた我が子のお世話も始まります。さらに、スタジオに空きがなければ写真撮影できません。
出産予定日と希望する撮影日時を前もってスタジオに伝えておけば、出産する日に前後があったとしても臨機応変に対応してくれるでしょう。ニューボーンフォトを撮りたい場合、まずは受け付けてくれる写真スタジオに相談しておいてください。
母子ともに健康な状態で撮影に臨む
赤ちゃんはもちろん、産後の女性の体はとてもデリケートです。先ほどまで元気だったのに、急に調子が悪くなってしまうことも珍しくありません。
ニューボーンフォトを撮りたいと意気込んで予約しておいたのはよいものの、撮影当日や間近に体調不良になってしまったときは無理せず、スタジオに連絡しましょう。
母子ともに負担がかかってしまっては、よい思い出を残すための撮影でトラブルが起きかねません。いつも以上に体調に気を遣っておきましょう。
ニューボーンフォトに実績のあるカメラマンだと安心
我が子をかわいく撮ってもらいたいと思うのは当然のことですが、大人やある程度成長した子どもの写真を撮るのとは訳が違います。
赤ちゃんが無理をしていないか、きちんと判断できるカメラマンに依頼しましょう。できればニューボーンフォトの実績がある人だと安心です。
また、生まれたての赤ちゃんにとっては、どんな軽い風邪でも重症を引き起こす原因になる可能性があるため、カメラマンや同行するスタッフの体調管理も徹底してもらう必要があります。
ニューボーンフォトの料金相場
ニューボーンフォトの料金相場はおよそ3~7万円です。5万円前後で予算を決めておくとよいかもしれません。日本では、赤ちゃんはおよそ生後1か月の間は外出を控えるよう推奨されています。
そのため、生後3週間までに写真を撮る場合、基本的にはカメラマンが自宅を訪れる形で撮影を行います。撮影にかかるお金以外に出張費や完成した写真の郵送費などもかかるため、事前に相談しておきましょう。
スタジオによっては、撮影枚数で値段が変わったり、あらかじめすべての料金がパックプランに含まれていたりするので、料金に関してはお互い合意のうえで撮影に進めるよう、きちんと相談しておいてください。
撮影にかかる時間は?
予約していた時間にカメラマンやスタッフが機材を持って自宅を訪問してくれます。そして、撮影イメージに合わせてセッティングを開始し、赤ちゃんの様子を見て撮影スタートです。
寝ている赤ちゃんを撮影するのがニューボーンフォトの主流であるため、寝かしつけるのに時間がかかることもあります。
撮影が始まったら1~2時間ほどで終了します。準備や寝かしつけの時間も含めるともう少し時間がかかるため、予定を調整しておきましょう。
ニューボーンフォト撮影のポイント
ニューボーンフォトは新生児を撮影するという特徴があることから、自宅で撮影することをおすすめします。生後1か月未満の赤ちゃんが長時間外出することは負担になってしまうからです。
そのため、室温は大人が少し暑いと感じる程度まで高めに設定しておきましょう。夏は暑いかもしれませんがなるべくクーラーの使用を控え、赤ちゃんの体調を整えることを優先してください。
そして、赤ちゃんのわずかな異変も見逃さないよう、常に目を光らせておきましょう。カメラマンやスタッフも新生児に関する知識が豊富だと、より安心して撮影を進めることが可能です。スタジオによっては専門家が一緒に来てくれることもあります。家の中が密にならないように、来る人数や1部屋に入れる人数をしっかり決めておくとよいでしょう。
赤ちゃんらしさが感じられる写真を撮ろう
ニューボーンフォトを撮るときの衣装にはさまざまなものがあります。赤ちゃんらしさを全面に押し出すのであれば、やはりおくるみがおすすめです。
赤ちゃんの体をすべて包んでしまってもよく、かわいい手や足が見えるよう体を丸めるように包むという方法も。赤ちゃんにとっても無理のない体制がとれるため、あまり負担をかけずに撮影を進められるというメリットがあります。
生まれたばかりの小さい体を目立たせるようゆりかごに入れて撮影するのも人気です。かごに収まって眠っている様子は癒されるうえ、全体を映せるのも魅力的です。
ガーゼや毛布、ぬいぐるみ、リボン、花などで周りを飾ってあげると華やかな写真が完成します。動物や天使の衣装を着せるのも、赤ちゃんのかわいさが引き立つ仕上がりになるでしょう。
小さな手足にフォーカスして撮った写真は、顔が映っていないためSNSに載せる際にも大活躍します。生まれたばかりとはいえ、赤ちゃんの顔写真を載せることに抵抗を感じる人もいるかと思います。
そんなときはパーツだけの写真を撮って、我が子が生まれニューボーンフォトを撮った喜びをシェアしてみてはいかがでしょうか。
家族写真を撮っておく
ニューボーンフォトの撮影対象は赤ちゃんだけではありません。小さいうちから家族写真を撮っておいて、我が子と一緒に自分たちの思い出を残しておくことをおすすめします。
父親、または母親が赤ちゃんを抱っこし、もう1人がそれに寄り添うような写真を撮ればとてもドラマチックな気分を味わえます。
赤ちゃんの小ささがより目立って、かわいらしい印象になるでしょう。自分たちの顔を映すことに抵抗がある場合、首から下を映してもらったり、手だけ一緒に撮ってもらったりするという方法もあります。
また、家族が増えた記念として結婚指輪と赤ちゃんの写真を撮るのもおしゃれに仕上がります。第二子、第三子など上に兄弟がいる家庭なら、兄・姉と一緒に写真を撮るのも人気です。
下の子が誕生した喜びと上の子が成長した喜びを同時に味わえます。上の子が赤ちゃんと触れ合っている珍しい表情や様子を写真に収め、特別な思い出の1枚にしてください。
セルフ撮影するときのコツ
妊娠中はニューボーンフォトのことを考えていなかったものの、いざ我が子が生まれると写真に撮りたいという思いが湧いてくるかもしれません。
カメラマンが撮ってくれるような本格的な写真でなくても、自分たちでニューボーンフォトを撮ってみてはいかがですか?撮影時は自然光が入ってくる窓際で、いろんなアングルで写真を撮ってみてください。
カメラのフラッシュは赤ちゃんにとって刺激になってしまうので、使わないよう注意が必要です。小物をたくさん用意して色んなパターンの写真を撮り、思い出に残しましょう。
ニューボーンフォトの特徴について紹介しました。生まれたばかりの新生児には、その時期を逃すともう二度と味わえない魅力あります。色んなアイディアを盛り込んだ素敵な写真を撮ってください。