ロケーションフォトとは?今さら聞けない撮影方法について解説!
結婚式をするとなると、その前に細かい打ち合わせを何度もする必要がありますし、式の当日はずっと忙しなく進行するため、ゆっくりと写真を撮る時間もなかったりします。結婚式をあげずに写真だけを撮って思い出に残したい方や、結婚式とは別の衣装で写真を撮りたいという方、予算を少しでも抑えたい方などにロケーションフォトはおすすめです。
ロケーションフォトとは
ロケーションフォトとは、スタジオや式場ではなく屋外で撮影をすることです。撮影が可能な場所であれば、花畑や海辺、日本庭園や歴史的建造物、晴れた青空の下や観光地、何気ない風景や賑やかな街中、2人の思い出の場所などで自由に撮ることができます。
自分たちのアイデアが反映されやすかったり、撮りたいテーマに合った好きな衣装で撮れるのも魅力のひとつです。結婚式の前撮りとしても使われることも多く、式などの時間を気にせずにリラックスした状態で撮影ができるので、表情もより柔らかく素敵な写真が撮れます。
スタジオ撮影との違い
スタジオ撮影は屋内で撮影をするため、天候を気にする必要はありませんが、ロケーションフォトは屋外で撮影をするため、どうしても天候の影響を受けやすくなります。突然の雷雨や強風により、撮影を中断や中止、日程を変更しなければならない場合もありますし、暑さや寒さへの対処も考えなくてはなりません。
料金はスタジオ撮影の方が安く、撮影時間も短く済む場合が多いですが、料金などは事前に調べておくと、思っていたよりも高くなった、なんてこともなく安心です。ロケーションフォトにはスタジオ撮影では撮れない特別感や、自然の中でしか表現できない光の雰囲気などがあるため、撮りたい季節や場所があるのならば、早めの予約をおすすめします。
福岡でおすすめのロケーションフォト撮影場所
おすすめの撮影場所をいくつか紹介しますので、ぜひロケーション選びの参考にしてください。
糸島
美しい海に砂浜、沖合には「二見ヶ浦の夫婦岩」と呼ばれる2つの岩があり、ロケーションフォトをするにはぴったりの場所です。日本の夕日100選にも選ばれているため、夕日が眩しい時間帯を選ぶと逆光を活かした写真が撮れますし、ヤシの木を使ったブランコを使えば、海を背景にして静かに座ったり、海を眺める2人を後ろから撮ったり、思いきり漕いで動きや臨場感がある写真も撮れます。見た目も色味も可愛らしいロンドンバスカフェがあるので、ここでアイスを食べるのもおすすめです。天使の羽が描かれた壁画では、ぜひ自分の背中に羽を生やしてみてください。ぜひ撮ってみてほしいおすすめの撮影スポットがたくさんあります。
大濠公園日本庭園
枯山水庭や滝、茶室、築山など、どこを切り取っても古き良き日本の風情が楽しめる回遊式庭園です。細部まで手が込んでいる剪定が織りなす風景は、つい見惚れてしまいます。毎年8月1日には西日本大濠花火大会が開かれるため、夜空に咲く大輪の花を背景にするのもおすすめですし、紅葉の時期になると一気に鮮やかさが増すため、和装とも合わせやすくなります。ボートをレンタルできるため、庭園では厳かな雰囲気で撮り、ボートでは遊びながら無邪気な様子を撮るなど、シチュエーションによってさまざまな撮り方を楽しめます。周りに建物があまり見えないため、都会にいるのを忘れてしまいそうです。
友泉亭
四季折々の鮮やかな自然が楽しめる純日本式庭園です。鯉が泳ぐ大きな池の周りには、春には桜や梅、秋には紅葉が広がり、歴史深い日本家屋本館にある大広間や茶室は和装との相性もぴったりなので、白無垢で静かな雰囲気を演出したり、縁側に座って庭園をゆっくり眺めたり、和傘や羽子板といったアイテムを使ってお正月をテーマにしてみたりと、どの季節に撮っても最高の瞬間が残せます。300円を払うと抹茶も楽しめるので、撮影の後にホッと一息つくのも和みますね。
秋月城跡
駐車場から城跡へ続く杉の馬場通りには、桜並木が一直線に広がっていて、その姿はまるで桜のトンネルのようです。夜にはライトアップされるため、夜桜を楽しむこともできます。黒門と周辺に植えられた約20本の紅葉樹が、黒と赤の美しい風景を作り出す様子は本当に美しいです。玄関付近にあるアーチ状の目鏡橋もおすすめですし、城内をゆっくりと歩くだけでも、厳かで凛とした気持ちにもなります。ウェディングドレスや白無垢など、色鮮やかな風景に映えること間違いなしです。
海の中道海浜公園
春には桜や菜の花、秋にはコスモスや可愛らしい真っ赤なコキアなど、色彩豊かな花々が一年中咲いているため、どの季節に行っても雰囲気が違う風景になりますし、青い花のネモフィラ畑もとても美しいです。空の青さとも相まって幻想的な世界が広がり、真っ白なウェディングドレスとの相性は本当にばっちりです。敷地内にはカンガルーやカピバラたちと触れ合える動物園があるため、ぜひ触れ合いつつ、一緒に撮ってみてください。
小戸公園
ヤシの木やヨットハーバーなどの南国エリアや、春には桜が咲き誇り、緑が豊かな芝生エリアに白く可愛らしい小戸神社など、ひとつの敷地内でバラエティ豊かな写真が撮れるおすすめの場所です。緑の風景に真っ白なウェディングドレスやタキシードはとても映えますし、ナチュラルな雰囲気も演出できます。海岸線に面しているため、圧倒的な海の青さは息をのむほどの美しさです。どの季節でも多彩な風景に出会えるため、どの季節に行くか迷ってしまいます。
ロケーションフォトにおすすめの季節
春と秋は暑すぎず寒すぎずと過ごしやすい気候のため、ロケーションフォトにとくにおすすめの季節です。日差しも優しく、桜や色とりどりの花が咲く春は、見るものすべてが鮮やかで暖かな雰囲気に包まれますし、夏の暑さがなくなり涼しさが増してくる秋は、紅葉を背景に真っ白なウェディングドレスで撮るのも映えますが、白無垢や和装で撮るのもとても合います。どちらも人気が高い季節のため、半年前から3ヶ月前など早めに予約をすると安心です。
ロケーションフォトで注意すべきこと
お店によっては、記載されている料金とは別にオプションや追加料金などがかかる場合や、季節によって料金に差が出る場合もあるため、想像していた料金よりも高くなることも考えられます。そうならないためにも、衣装のレンタルはできるのか、小物の持ち込みは追加料金がかかるのか、ヘアメイク代は含まれいるかなど、予約をする前に気になる部分は細かく確認するようにしましょう。
また、季節や天候によって景色の雰囲気も変わりますし、夕日を背景にしたかったのに沈んでしまったり、潮の満ち引き具合など、イメージしていた写真が撮れない場合もあります。そうなることも想定して、いくつかプランを準備しておきましょう。
まとめ
ロケーションフォトは屋外で撮影をするため、天気や気温に対する心配や、思った通りの景色で撮れるか分からない可能性なども出てきますが、自分たちの撮りたいシチュエーションや着たい衣装、行きたい場所や好きな季節など、2人のこだわりがたくさん詰まった写真は一生の思い出になりますし、この撮影の時はこうだったな、こんなハプニングがあったななど、後から見返しながら2人で話す時間もとても楽しいですね。結婚式ではウェディングドレス、ロケーションフォトでは和装などそれぞれ違う衣装を着るのも素敵ですし、結婚式をあげずに、写真だけで思い出を残すのもひとつの選択肢です。予算やジブリの理想に合わせて、幸せな瞬間をたくさん残してください。